生まれが不幸な暴れん坊少年がボクシング好きのコーチと出会い才能を見出されながらも独自の自由を阻害されるのは嫌だと跳ね除ける、だがしかし自分の拳じゃ勝てない相手力石に出会いなんだろうともコイツを倒してやる為だけにボクシングへ真剣に取り組むようになった成長物語…って言うよりかは相手への執着心物語。
山ピーこと…名前なんだっけ、とりあえずイケメンジャニーズ若手が主役。
ジョーの性格は分かんなかったけど、昔の漫画は熱い主人公が多いイメージだからまた妙な噂系かなーって思ってました。
けど全部見てから思ったのは熱いクール系だったから結果的に良かったのかと。
ライバルである力石役の人の名前は解らないけどクールなイケメン俳優。
情に厚いいい選手だったのにジョーに出会って運命狂わされた人。
本人の意思だから悪いことじゃないけれど、そのまま順調に行ってたらチャンピオンになってただろうしって意味で。
最初はジョーが闘ってみたいって思っていた筈なのに、後半になるに連れてその意志が力石に移り変わると。
上を目指すのは王道だけど、もう遥か彼方にいる人が未知に挑むのは見えないからこその執念に変わるのかなと。
不幸なのはボクシングでは体重ごとに闘えるかどうかが決まるが故に力石の不幸が起きてしまったのかなと。
あの執念がこの映画の最大の魅力なんだろうなと思いました。
お嬢様の香里奈は登場するけれど、ほぼ女は口出しするなで終わってる不幸なヒロイン。
特に恋愛モードもなく、信念で動いてる人たちばかりなんで周りの環境は好きでした。
5人の子供たちも、ドヤ街の人たちも、あの辺の心温まる何かをメインにせず、ただひたすらに闘うことについてを押し出してる感じがとても好きでした。
真っ白に燃え尽きるジョーは見れなかったけど、終わり方も嫌いじゃなかったです。
ただ主題歌は納得出来ないかも。曲の雰囲気は映画に合ってたけど、タイトルでちょっと。
帰ってから調べたら歌詞は「あしたのジョー」じゃなくて「宇多田ヒカル」のものだったし。
あるとするなら香里奈の役のお嬢様から見た視点だけど、どうせなら闘う男達の曲が良かった。
この曲自体はかなり好きだけど、この矛盾に少しぐぬぬとなりました。以上。
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