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 いつだかの映画CMで「このトンデモ設定なんじゃこりゃ!」っとなってた映画です。
堤真一、綾瀬はるか、岡田将生の三人と中井貴一が出る大阪物語!
コメディなのかシリアスなのか…毎度毎度のことながら前情報さっぱり手に入れてません。
でも何だか面白そうな雰囲気がしてたので気楽に観に行きました。

以下ネタバレどっかんどっかん。

 コメディって最終的に絶対感動に繋がるし、当たり外れがデカイと思うんです。
せめてキャストが好きなら多少補完出来るけど、大体微妙だなーてのが多く感じます。

で、結論を言うとこの映画は面白かった!
内容は一言で言うならトンデモミステリー?って言う感じです。

『東京からやって来たエリート会計検査員堤真一が偶然見てしまった“密室ミステリー”
検査員として不正をやらかしているのではないかと調べて行くうちに、豊臣秀吉の時代から続く大阪国の存在を発見してしまい…!?』


意味分かんないです。出だしっから意味分かんないです。
・豊臣家が徳川家に滅ぼされたけど実は子孫が生きていて、とか言う過去映像が流れます。
・綾瀬はるかが昔「富士山の麓に不思議な十字架をたくさん見た」と言います。
・堤真一が鬼のように凄い人だけど気がついたらアイス食べてます。
・綾瀬はるかが宇宙のような胃袋を持っています。
・偶然遭遇したいじめられてた少年は自らの性別に疑問を感じセーラー服を着ていた女装少年なんです。
・綾瀬はるかが壮大なスローモーションでたこ焼きを地面に落とします。
・そのたこ焼きを売ってただけのすごくチョイ役な人は玉木宏です。
・この話って「鹿男あをによし」に繋がってるんですってだからですかすごいです。

鹿男あをによしは未視聴未読なので設定はよく分かんないからもしかして読んだら整合性取れるのかな?って多少思ったりしますけど…私は知らないのでそのノリで。

さっき羅列した細かな設定が実はメインの「プリンセス・トヨトミ」に関してほぼ関係の無い出来事ばかり、って言うことが楽しい!って思えた出来事の一つ。
どうでもいいことが意味ありげに沢山出てくるのに関係ないんかーい!
って最後に沢山突っ込みたくなる点でこれは誰かと行った方が絶対に楽しい。

大阪国が出来た由来は比較的早く解ります。
イチイチ引っ張んなよーってストレスを感じる間もないのはとても好感。
舞台が舞台なので設定その他は解りやすい大阪の特徴が出てるんで大阪人はもしかして楽しいのかなー。
もしかして微妙に感じるのかも、その辺は住んでないので解らないですけど私は楽しかったです。
大阪といえば!みたいなのが沢山出てきてて行きたくなりました。

最後はやっぱり感動的な出来事に繋がるんですが、
その辺もトンデモっちゃトンデモなんですが、引っ張らずさらりとしっかり描いてて好感度高いです。
個人的に恋愛の絡まない過去の後悔を思い出す、っていうのに弱いのもあると思います。

なんて言うんだろう。
「萌えるだろ?ほらほらこのキャラに萌えろよ!!面白いだろ!!」って言われてるような映画じゃなかった。
普通に話が進んでいくのになんかちょっと面白いな面白いな面白いな→良かったなーって言う感じ。
エンディングテーマも外人を使ってたので違和感なくエンドロールを眺めれました。
多少投げてる部分も感じましたけど、大方綺麗にまとまってて且つ面白かったです。

プリンセス・トヨトミ2があったら見たいけど…。
綺麗に終わってるし多分無いだろうしやって欲しくないけどそのくらいの良さでした。おわり。

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