まず私が物語を読む時にある視点が二つあって。
物語の構造について気になる自分と純粋にキャラクターを追ってる自分。
二つの視点があるんだけど、割合で見ると私はどちらかと言えば前者成分が多い。
それを前提としてて欲しい感じ。
・物語の構造についての話。
そんなに推理ものの話を読んでるわけじゃないけど、こんな作り方の話ってあるのかって言われたら私は知らない。
その時点でもう設定自体が面白い、謎を投げかけて来た所よりもまず赤字青字の推理バトルなんて私は知らない、魔法を認めさせるゲームなんて知らない、こんなの私知らない。
だから物語を読む姿勢としては逆に無知の方が楽しいのかもしれないと思ってる。
もしこれと似たようなものを読んでたとしたら私は多分「なにこれ○○みたい」って思った筈だし。
全く未開拓のものを知るときのこの瞬間って何より楽しいものだと思う。
それに挑戦しまくってる感を感じてすごいわくわくした私。
・世界観の話。
ストレートに言うとよく分かんない。
謎を残して考える余地を残さして貰えたのはありがたい、今の私のバレ垢はクリアして四日で200ツイートを超えてるくらい延々考えたり考察スレ見たり前のep見たりしてものすごい勢いでうみねこのなく頃にを楽しみまくってる!これは事実、すごい楽しい。
ただ、推測する部分が多すぎてどれが正史なのかが確定しづらい、それが一番困るところ。
推測するのは楽しいけど、これは何とも首をひねるところがあったり。
特に一番期待してた部分、犯人のところなんて(今現在それ関連を全力で楽しんでるけど)考えまくらないと解らないじゃないですかやだー!的な。
簡単に楽しんでいた娯楽のレベルがep8に来てやたらぐんと上がった感じ。
今までは次の話で次の話で、って言うのがあったけど、マジかよこれで終わりか!って言う意味で慌てだした感じ。
でも私はとにかく予想をガシャーンされる方向は期待してたからちょっと嬉しい。
期待してた方向のガシャーンじゃなかったけど、想像もしない方向性のガシャーンとかもう悔しすぎて楽しい。
・ストーリーの話。
これに付いてはまだ全部を把握しきれてない内にとやかく言いづらい。
一発目で理解出来たものって正直一度もないから不満がある時はもう一回やる。
何度も読んで私はこれが好きか嫌いかが分かる感じ。
うみねこのなく頃にの場合は構造を知らないでep1からep8まで読んでたから、次は構造を知って読まないと。
そしてからじゃないと評価とか出来ない。
正直なところは竜ちゃんは目指す方向性を指し示していたけど、それがなかった。
それこそがフェイクだったからあれれー?ってなってる訳で、そこはまず不満。
でも「愛がなければ“み”えない」テーマは一貫してたし、引っかからなければ良かったんじゃないの!ってのもあるから不満、って言うかちっくしょー!気付けなかったとかちっくしょー!!クヤシー!って感じ。
ただ普通に物語をあまり考えずに読んだ感触は、くどいなと。
言いたいことを文章の中にするりと入れて読者に理解させるのが作者が伝えたいことを伝える手段だと思ってるんだけど、それが話の中じゃなくて作者が語りすぎてる。
前からあったことだけど、やっぱりんーってなるとこがある。
個人的にはバトルよりは日常パートが好きだからその成分が多かった前半は凄く好き。
そして全然ドキドキしなかった。一番緊張する瞬間は一番最初のミニゲームだと思う。
でも、今回入れた色んなゲームはピシッってなれたけど。
ep3とかのエヴァ連続赤字ラッシュとか、ep4の縁寿の旅とベアトの赤字とか、ep5の右代宮家の奔走とか、ep6のシャノカノ一騎打ちとか、ep7の真相が淡々と語られる緊張感とか。
そういう方向性のものがなかった、よく分からないうちに色々あって色々騒いでて最後にいいお話を見た。
ただ、クリア後に自分であれ?ってなってた部分をまとめたり、人の意見を色々見てみたり、今流行ってる様々な説を見たりと色々分かってきてうわああああってなるけど、読んだばかりだとただのいい話だった。
多分そこなんだなと、賛否両論とか大騒ぎの原因は。
そんな事を考えながら今日も考察楽しくてマジファンジター!
以上。
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